4/14中国人民銀行(中国の中央銀行)が、Qualified Domestic Institutional Investors(指定国内機関投資家)に対し外国の有価証券への投資を本格的に解禁すると発表した。
中国では外貨の流出入を厳しく制限してきた経緯があります。大手金融機関であっても、人民元をドルなどに交換して海外で運用する事は出来ませんでした。これが、制限付きながら解禁されたという事です。
この制限というのは、投資額のほかに銀行なら債権のみ、保険会社ならファンドへの投資もOK・・という具合です。
解禁によりどんな事が起こるかというと、香港市場にお金が流入するのでは?と言われています。
中国企業の上場株には、同じ会社でもA株とB株という二種類が存在します。
A株は、中国人民しか扱えない通貨「元」での取引で上海とシンセンに市場があります。B株は外国人が取引する香港市場で、通貨は「香港ドル」。
問題は、為替換算した時の株価がA株とB株の二つの株価が存在し、一般的にはA株の方が高いという事です。
これが、QDⅡ解禁により香港市場の株価がUPするのではないかという事です。(割安なB株に資金が流入する)
僕もこのA株、B株の価格差が大きい銘柄を中心に投資して数年間我慢してきました。解禁のニュースはうれしいですが、はたして素人考えのようにいくでしょうか・・・。